エンジン式とバッテリー式の違いとは
フォークリフトにはエンジン式のものとバッテリー式のものがあり、それぞれに特徴があります。その特徴とはどのようなものなのか、個別に見ていきたいと思います。
エンジン式
エンジン式とは、エンジンで駆動するタイプのものを指します。ガソリン車とディーゼル車の2タイプがあります。エンジンを動力源として、油圧でマストを上下させ、荷役作業を行います。搬送、荷役スピードが速く、機動性が優れています。
エンジンタイプのいいところは、なんといっても高出力でかつ、低騒音なところです。馬力がある上に静かに走り回るエンジン式フォークリフトは、現場の荷役作業の効率化にとても効力を発揮するでしょう。
エンジン式のフォークリフトには3種類のものがあります。まず、標準者は、ガソリン車・ディーゼル車ともに、1tから3.5tの大きさのものがあり、それぞれの現場の規模に合わせた選び方ができます。
オイルクラッチ車は、クラッチ操作が頻繁で、クラッチが磨耗しやすいところで効力を発揮します。ディスク冷却性能がアップしたことで、交換時期がかなり長くなり、経済的にも優しくなりました。
高出力車は、とてもせわしない現場で活躍します。発進加速性・リフトスピードが標準のものよりも優れているのがこのタイプです。どれが現場に適切か、よく吟味して選ぶのがよいでしょう。
バッテリー式
エンジン式フォークリフトよりもコストが安く済むのが、バッテリー式フォークリフトの特徴です。一説にはバッテリー式フォークリフトの電気代は、エンジン式フォークリフトのガソリン代の6分の1といわれています。ただし、バッテリーは数年で交換しないといけないために、交換費用を考えるとコスト費用が単純にエンジン式よりも6分の1安いとはいえないようです。
車体価格は、バッテリー式の方がエンジン式よりも1ランク高いものとなっています。
また、バッテリー式は充電して動かすタイプのものであるため、どうしても充電に時間がかかってしまいます。エンジン式であれば、ガソリンを補充さえすればいくらでも稼動できるので、エンジン式の方が作業効率は高いといえるかもしれません。